はじめに
「変な人だね~」
言われたことないでしょうか?私はよく言われます。
カメレ音楽隊も変態の集まりなので、よく言われますね。
でも、変わっているは最大の誉め言葉ですよね。
今日はこれを読みましたので、感想をつらつらと。
ちなみに我らが音楽隊長のmittyは東京藝大出身です。
美術系の学生と音楽系の学生で文化が全然違うとか、たくさんのおもしろいエピソードが書かれている本でしたが、私が感じたポイントは2つ。
変な人ほど人間らしい説
美術系の人
美術系の人であれば、「なければ作っちゃえばいいじゃない!」という発想をもっている人が多いらしいです。作るというのは、材料となる木を取り寄せるとか、のりを調合するとか、そういうレベルです。
一方で、多くの人は何かを欲しいと思ったときに、まず買おう、ってなると思います。
例えばコップがほしいとなれば、ニトリとか行って買ってきますよね。金属買ってきて形つくって冷やして固めるなんて発想はないですよね。
なので、一般的には、コップを一から作る人はちょっと変わったやつという風に扱われがちです。(藝大内では普通みたいですが)。
でも、よくよく考えてみると、「何かを作る」というのは人間の原始的な欲求のような気がするのです。
この本の中でも、モノづくりを一度やめたけど気づいたら戻ってきているみたいな話があって、モノを作るというのは本来、生活の中に自然と根付いているものなのかなぁと思います。何か作りあげたときの達成感っていいですよね。
一から作る人はある意味とても人間らしいことをしているだけで、むしろ買うという選択肢をとる一般の人々の方が、人間らしくないのではないか?、と感じました。
それなのに、私たちが今使っているコップや、食べているものが、どこからきてどうやって加工されてどういう流通を経て私たちのもとへ届いているのかって、あまり知らないですよね。
社会が効率化してモノが豊かになるのもよいのですが、「作る喜び」とかそういったものを感じられなくなったら悲しいなぁと思います。インダストリー4.0とか、AIの時代においては、そういった喜びをどうするか、というのも問題になるのかなと思いました。
音楽系の人
音楽って、特にクラシックとかはそうですが、一般の人からしたらちょっと敷居があると思います。でも本来は歌を口ずさんだり、音楽はいつでもどこでも楽しめる、とても人間的な活動なんじゃないかと感じました。
より美しい音楽を聴きたい、奏でたい、というのが誰しも根底にあるのではないでしょうか。しかも、それは終わりがない、答えがない、おもしろいものです。
カメレ音楽隊としても、音楽の楽しさを感じてもらえる+私たち自身も思いっきり楽しめるような活動をしていきたいですね。
音楽と美術の融合
藝大では専攻を越えていろいろ学んだり、交流したりするようです。例えば音楽系の人が美術系の人に頼んでCDジャケットのデザイン作ってもらったり。
私もカメレ音楽隊で音楽以外にも映像とかやっていますが、音楽も美術もすべてはつながっているのかなと思います。
自分を表現したい!と思って私は芸術活動をしている人間なので。もっと学んで音楽以外でも表現がうまくできるようになればいいなぁ。
最後に
なんだかんだ、カタい話になっちゃいました。
ということで、本が気になった方はどうぞ。おすすめです。全然カタい内容ではないのでさらっと読めます。
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