審査してきたよ
こんにちは。しばらくサボってたので久しぶりの記事です。
JAMという、大きなアカペライベントの審査員をやらせていただきました。
11月頃に行われるイベントで、そのための一次審査として、4回にわたって審査があります。4回ですよ、4回。お疲れ様です。その4回のうち、今回は最後の審査でした。
ホームページ載せようと思いましたが、今年はないのですね。去年はあった気が。
まぁよいでしょう。
審査員グループ
審査員3人一組で、同じ音源を聴いて、点数や講評を書いていくスタイルでした。
3人の平均点がそのグループの得点となるようです。
こーだいさんと、じろーさんでした。
こーだいさんはaoiroというグループでアカペラに限らず活動している方です。
歌声が素敵すぎるので、ぜひチェックしてみてください。打ち上げで平井堅のモノマネやってくれました。一人アカペラもやっているみたいです。
【ドラえもん / 星野源】#映画ドラえもんのび太の宝島
星野源さんのドラえもんを
一人でハモってみました。#ぼっちアカペラカバー #星野源 pic.twitter.com/tupm3dFhnE— 松浦航大 (@kodaibot) March 5, 2018
じろーさんはWhizというグループなどで活躍したパーカッションやってる人です。
このときのJAMは僕は会場で生で聴いていて、おぉーすげーってなった記憶があります。同年代で安心しました。
いまは社会人やりながらアカペラということで、そのあたりも僕と同じです。
こんな感じで、和気あいあいとやりました。終わった後にお互いの感想を言いましたが、おもしろかったです。詳しくは下で。
感想①:ムズイ、とにかくムズイ
実は審査員自体、今回が初めてだったのですが、難しかったです。ほんとに。
途中からよくわからなくなるので、「うーん、このくらいかな・・・!?」って感じになります。どのグループもそれなりに歌えているので、聴いてて楽しかったといえば楽しかったですが、やはり点数をつけるのは難しい。
まぁ音楽に点数をつけること自体あれなので、まぁよいでしょう。
あと、1バンドずつ丁寧に聴く時間もないので、たいへんです。だいたい曲の半分くらいのところである程度書き終えて、ラスサビでちょっと調整するって感じでした。
ということは、こういう得点がつく審査においては、いくらラスサビでがんばっても遅いってことです。初めにお客さんの心をつかむって大事ですよね。
ただ、フィードバックはたくさん書きました。参考になるとよいなぁ。
感想②:みんな違ってみんないい
難しい!というのは思ったのですが、審査員ごとに評価が異なるのは仕方ないというか、多様性という意味で悪いことではないので、あまり肩に力を入れずに途中からやりました。
自分がいいと思ったものをよく評価するのは大事ですよね。
審査中は他の審査員と相談とかしちゃだめなシステムだったので、終わってから結果をお互い話しました。
そこで特におもしろかったのが、プロのアカペラグループのある曲のコピーについての評価です。
私とじろーさんはアカペラをがっつり学生時代からやった人種なので、「あ~あれのコピーだね」ってわかるので、プロと比べた評価になり、どうしても低い点になりがちです。
しかしこーだいさんは音楽性がすばらしいとのことで、高い評価をしていました。
結果的には3人の平均点になるので、アカペラだけをやってきた人以外の審査員を入れることって大事だなぁと思いました。いろんな視点が入るといいライブになると思います。みんな違ってみんないい。
結局大事なのは、このライブ本番に来てくださったお客さんに感動を与えることなので、プロと比べてというのはどうでもよい話ですよね。音楽的な演奏をすることが一番です。
審査基準については、スタッフの方も交えていろいろ話せておもしろかったです。私は正直に、このシステムだとスーパーとんがっているグループを拾えずに、無難にそれなりに技術があるグループが審査を通過してしまうのでは?という話をしました。
そこでおもしろかったのが、審査員をいろんな人にお願いして、一見公平性がないように見えるけれど、どんな人でも惹きつけるようなグループは、どんな人がいつ審査しても通るから、「足切り」と割り切れば、この審査方法がよいだろう、ということでした。
考え方については同意できるのですが、そこで話題に上がるのが、この2つです。
「どんな人でも惹きつけるグループだけ出演するで本当にいいのか?主催者の想いはどう表現するのか?」
これについては、あまり詳しく突っ込めなかったのであれですが、主催者としても想いは強くもっているようです。
もう一つ、「じゃあ審査基準も、どれくらい感動したか、くらいでいいのでは?」
現状、いろんな方に審査員をお願いする以上、完全に主観丸投げだとさすがにばらつきがありすぎるので、ある程度ハーモニーとか魅力とか、細分化して得点の根拠をつけやすくしているための工夫だと思うので、これはこれでよいのかなとは思いました。
私の個人的な意見としては、「ハーモニー」とかそういう項目があるだけで、他の項目もそれに引っ張られてしまうので、「感動したか?」くらいざっくりでもいいと思うんですよね。
感想③:その他もろもろ気づいたこと
- ノリノリの洋楽があまりなかったです。少し前までは多かった印象でしたが、JPOPがけっこうありました。なんか流行りみたいなのありますよね。
- ベースパーカスの音作りがもっとできればよいなぁと思うグループがちょいちょいいました。
- 2番からパーカス入るパターン、割とありました。流行ってるのかなぁ。
- ラスサビ前にタメるパターン、これもありました。
- あまりビックリがありませんでした。技術的には高いレベルだと思うのですが、「おぉーーすげーーーーーー!」みたいな感動はなかったです。アレンジも、もっと個人を引き立たせるようなものが増えてくると、もっとおもしろいのでは?と思いました。
最後に
全体ではこの12人でした。打ち上げの写真はないですが楽しかったです!いいライブになるといいですな!
でも一回審査をやってみて満足したので、またやりたいとは思わないかもです~(´-`)/
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