【アレンジ解説】斬新すぎるアレンジ!津軽海峡冬景色(夏景色)

楽譜

出来上がったよ

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楽譜も無料公開しているので、ぜひ歌ってみてくださいね!

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実はこの曲のアレンジは2017年にはありました。VocalAsia、懐かしい・・・!

 

7年経った今でも、このアレンジはなかなか斬新ですね・・・!2024/2のハルモネアでも、披露させていただきました!

ということで、だいぶ前ですが、アレンジについて、振り返ってみようと思います!

始まりはブレストで

たしかカメレ音楽隊メンバーでごはん食べに行ったときだったと思うのですが、次の曲を何をやるか?を話しているときに、誰かが「沖縄音階使ったらおもしろいのでは?」「津軽海峡冬景色ではなく津軽海峡夏景色にしたらいいのでは?」みたいな意見が出て、コンセプトが決まったような気がします。詳細は覚えていないです笑。

柔軟な意見出し、大事ですね。

 

琉球音階とは?

調べてみると、2番目と6番目を抜いたスケールのようです。

つまり、ドレミファソラシドの、レとラを使わない、ということです。

ニロ抜き音階とも言われるそうです。二番目と六番目がないからです。へぇ。

 

琉球音階に変換する、って聞くとすごく難しそうに聞こえますが、やってることは意外とシンプルだったりします。

二番目と六番目の音が出てきたら、上か下に移動させるだけです。

あらかんたん。

 

例えば、上野発の夜行列車降りたときから~のフレーズだと、こうなります。

※この調だと、シ♭ドレミ♭ファソラシ♭の調なので、ドとソが出てきたら変換することになります。

<元のフレーズ>

 

<琉球音階変換後>

 

これをひたすらやっていくだけです!

みなさんも琉球音階に変換、やってみてはいかがでしょうか。

 

冬パート

全般の冬のパートでは、寒く悲しい感じが伝わるような雰囲気にしています。

後半の琉球に備えて、ここではそんなに奇抜なことはやらずに、という感じです。

 

ちひろくんにミックスをお願いするにあたって、アレンジはちょっとだけ修正して、冒頭のハンドフルートを入れることにしました。

ここは、石川さゆりさんの原曲のイントロにちょっとリズムを寄せつつ、ハンドフルートの音程的にいけそうなメロディにしました。

 

「青森駅は~」のコーラスは、「Ah」コーラスのスキャットかと見せかけて、「青森」でしたーという狙いです。

「北へ帰る~」は、輪唱みたいな感じで、一人ずつ入っていくとおもしろいかなと思って作りました。

人の群れ、という騒がしさから、無口で、という静けさの対比をうまく表せていると思います!

あと、コーラスが「無口で」のところは、なんか日本っぽいフレーズですよね。

 

ここはちょっと原曲と変えて、リードボーカルを伸ばしています。

たぶん、荒々しい海と、絶望感を表現したかったんだと思います。

私のアレンジによく出てくるのですが、一人一人が自由に別々に歌って離散していき、最後集合してまとまると、とてもきれいに締まるアレンジとなります。

 

沖縄パート

琉球音階にしただけで十分ヤバい感じになりますね。

途中に出てくる涙そうそうは、冬編のリード伸ばすのと同じく、こっちでも伸ばそうと思い、こうしています。

にしても、唐突すぎる。

 

曲最後のいやささは、これまで音程なしのいやささばかりだったので、アクセントとしてサウンド的におもしろいかなと思って、入れました。

 

最後に

工夫ポイント知ったうえでもう一度聞いてみてくださいね!

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