突然ですが、アカペラはこうなっていくと思うのです。
アカペラ1.0:声だけで音楽
1.0はアカペラで歌うことに自体に価値がある段階です。
まず、アカペラというものが珍しいので、
「声だけで音楽ってすごいなぁ」
「よく周りのパートにつられずに歌えるなぁ」
などと、聴いている方としては思っているわけです。
この段階では、有名で誰もが知っている曲を歌うだけでも喜ばれます。
「この曲をアカペラでやるとこういうサウンドになるのかぁ」
といった感じです。
アカペラ2.0:こんなこともできる
2.0は、アカペラでこんなこともできる!というものです。
具体的にはこの2つでしょうか。
①口で変な音を出す
トランペットやボイスギターは、アカペラやっている人にとってはメジャーですが、アカペラを知らない人からすると新鮮ですよね。
ちなみに、我らがJouney旅Boyは、ボイス篳篥(ひちりき)ができます。どうぞ。
誰も褒めてくれないので勝手に解説します!(笑)
「雅楽」を歌う時ボイス篳篥(ひちりき)という技を使っています。結構な再現度合いだと思うんですがいかがでしょうか…(褒めて欲しい)実はボイスギターとホーミーを同時に使う事でこの音を出してます…!甲州の1週間前位に思いつきました pic.twitter.com/5ixCJv5zU9— たつお (@tatsuoacappella) July 17, 2017
ビートボックスもこれです。
変な音ではないですが、ベースで低い音出したり、やたら高い音出したりもこの一種ですね。
②変わったアレンジ
4拍子の曲を6/8拍子にしたり、童謡をJazzアレンジにしてみたり、といったやつです。
Taxたっくんはこれの才能がずば抜けているので、学生アカペラサークルで活動していた頃はこれに時間をかけていました。カメレ音楽隊としてもこの路線は何曲かあります。
アカペラ3.0:総合芸術へ
3.0は、総合芸術とでもいいましょうか。
アカペラの良さの要素を抽出して、他の何かとプラスするイメージです。
これは例がいろいろありすぎますね。
例えば、アカペラが人数が多いことを利用して、踊りながら歌う。アカペラならではの厚いハーモニーを使って、楽器も入れてジャズをやる(New York Voicesみたいに)、コーラスワークを前面に押し出した劇をする、とか。
アカペラの良さを取り入れつつ、他と合わさる感じです。
アカペラ4.0:アカペラだけが実現できるもの!
アカペラでしか実現できないものってなんでしょう?
これは具体的にはよくわかりませんが、アカペラでしか魅せられないポイントを押さえて作曲や編曲をすることが求められる時代がくると思っています。
これはみんなで考えていくものですね。
これを書いた背景
そもそもこの記事を書こうと思った背景です。
私Taxたっくんは、アカペラサークルで4年ほどアカペラをやり、一旦は満足してアカペラからは遠ざかっていましたが、社会人3年目くらいのときに再び歌い始めました。
そこで3年ぶりにアカペラやってみて思ったことは、
「アカペラ界は数年前とたいして変わっていない!」
ということです。強いていれば、背徳の薔薇というすばらしいバンドが流行ったことくらいでしょうか。
なので、アカペラを次のステップにつなげ、その結果アカペラだけにこだわらず、みなさんが音楽を楽しめる世界になればよいなーと考えて活動しています。
以上、あくまで個人の感想なので、反論などあればどしどしお願いします。
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